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シチリア南イタリアびっくり旅行記 南イタリア編 3

午後からはアマルフィへ。

びっくりその⑩  岸壁にへばりつく町

崖の町


 海沿いの曲がりくねった道を、小型バスで行きます。切り立った岸壁に牡蠣のようにへばりついて家が建ち、何軒か集まって集落ができています。家の庭でしょうか、数メートルの高さの石垣の上、奥行き2メートルもないような畑に、オレンジの木が植えてあります。しかもその段は海の方にずり落ちそうに勾配がついています。途中、観光客目当ての陶器のお土産屋さんがありました。結構洒落たお店でしたが、ここでも何も買わず見るだけ。ほんとケチだわ。
あいにくお天気が悪くなり、アマルフィについたときには小雨になりました。ここでもお祭りがあるらしく、かざりたてた小型トラックが大音量で音楽をならしながら呼びかけ歩いています。商店のウインドウにもお祭りチラシが貼ってあり、コスプレの子供達が待ち合わせています。

コスプレ


今度こそお祭りをみたい、と町の観光はそこそこにお祭りを追いかけ、ずうっと先の隣の町あたりを練り歩く姿を見かけました。あれがこの町のお祭りだったのか、隣町の子供祭だったのかわかりません。このあたりのカーニバルは、ベネチアのような北の方とはちがって、子供達が主役の地元のお祭りなんですね。
小砂利のビーチはとても小さくて、ほんの少し歩けば波打ち際についてしまいます。夏にはここにビーチパラソルが並ぶのでしょう。世界一美しい眺めらしいのですが、本当に狭いです。

小さい海岸


上の広場に立派なドゥオモがあります。正面はイスラム様式なんでしょうか、変わった模様のタイルで飾られています。

アマルフィ教会


入口からはいったすぐ右側に、聖アンドレアの彫像が立っています。何故か上げた手からアジくらいの魚を鎖でぶら下げています。ちょうど三日前に見たニュース、国会の場面だったと思いますが、男性の議員が右手に本物の魚をつかみ、それを振り上げて何か訴えていました。あんまりそっくりだったので、思わずアハハと笑ってしまいました。すると、「ビー サイレント。」と男の人の声が。この町の守護聖人に無礼を働いてしまいました。ごめんなさい。後で知ったのですが、聖アンドレアの聖遺骨が、聖堂の地下に今も大切に保管されてあるそうです。

 夜は本場のピッツェリアでピザ・マルガレータを食べる予定でしたが、ピッツェリアから窯が壊れたと連絡が入りました。修理に2時間かかるということで、ピザ以外のメニューなら出せると言って来たようです。が、添乗員さんの言うことには「ツァーのコースとして決まっているので、私たちはピザを食べなければなりません。」私たちお客はメニューはどうでもよかったので、添乗員さんの深刻なおわびに大うけしてしまい、遠慮なく大笑いしちゃいました。

2時間遅れたおかげで、予定にはなかったサレルノの町の観光ができました。平地に発展した現代的な都市です。いかにもビジネスで生きている感じで活気があり、人々の歩く足取りも心なしか忙し気です。

              すてきな帽子の専門店です。
                帽子や


大きな聖堂があり、中に入れるというので見学させてもらいました。装飾がすっきりしていて、あまり古さをかんじません。正面の広い大きな礼拝堂はがらんとしていて、脇の方の小さな礼拝堂に人が集まってミサを始めているようでした。

帰国の日

8日目、ついに日本に帰る日が来ました。サレルノからナポリにいき、そこでローマ行きの飛行機に乗り換えます。
朝のナポリの海をバスから眺めて、飛行場に直行です。ナポリ市内はスリやひったくりがうようよいて非常に危ないので、歩いての観光はしないのだそうです。シチリアで、ナポリにはごみがあふれているというニュースを見ていたので、バスの窓からずっと眺めていましたが、ごみらしいものは見つからす、そんなところから見えるわけはない、と娘にあきれられました。空港も普通にきれいでしたし。  

ナポリの町

                                                              
 絢爛豪華も歴史の重みも風光明媚もごみの山もなんにもなく、普通~の、近代的な高速道路を通り抜けただけ。
「ナポリを見て死ね」ということわざがありますが、こんなんじゃ全く死ねませんわ。

きれいなナポリ空港正面
ナポリ空港


空港で、ナポリの新聞を買いました。イタリア語を勉強していつか読めるようになるかも知れない、と期待を込めて。
もう一つ酔い止めの薬も買いました。きれいな女店員さんが、言葉の通じない私に一所懸服用方法(乗る30分前に飲んでおくこと)を説明してくれて感動しました。
                                                                          
イタリアの女性は仕事に忠実で懐が深く、頼りがいがあります。これもイタリア男性のいい加減さに培われたのかも知れません。ほっそりしたごく若いころから寛容な心と肝っ玉を鍛えて、堂々としたマンマになるのでしょう。
                                                   
びっくりその⑪  恐ろしい出国審査
ナポリの空港で荷物検査がありました。日本人は非常に信用されていて、ほぼ顔パスだと、添乗員さんは言っていましたが、スーツケースはもちろん、機内持ち込みの手荷物を開けてみることもしません。
さらに、ローマの出国審査でのことです。
ゲートの手前の長い列はなかなか進みません。見れば、係の男性職員が、同僚とパソコンを見ながら話しこんでいます。エラーでもあって教わっているのかと思ったら、そうでもないようです。結局世間話に花が咲きすぎていただけのようでした。隣の女性職員のゲートでは彼らの4倍は速く進んでいました。うーん、女しか働いてないのか。
さて、パスポートの提示と人物確認がありましたか???私はそのとき、メガネにマスクをしていましたがだまってスルー。顔なんて見ていないのです。さらに、娘を通過させた係員は、パスポートさえも手探りで、目で見ていなかったといいます。出国のハンコを貰わない人もいました。査証はなくても別に問題はないそうですが、なんなんだこれは?あれなら目だし帽でも通過できるかも知れません。持っていたら実験していたところです。まあ、帽子にメガネマスクはきっとフリーパスですね。

 ローマ空港
ローマ空港



2月17日のローマの空港はこんな感じでした。が、チュニジアの事件からこちら、あんなのどかな様子は影をひそめたでしょう。イスラミックステートのテロ行為は毎日のようにニュースで流れてきます。平和を壊すことはこんなに簡単だけど、それを取り戻すのは気が遠くなるほど困難です。火器を持ってしまった人間は、大昔素手で殴り合いをしていたころのように、肉体的に疲れ切ってやめるということができません。指ひとつ動かすだけで大量殺人ができてしまいます。わたしたちはどうしたらいいのでしょう。何ができるでしょう。
平和こそがすばらしいと、言い続けること。ごまめの歯ぎしりでもなんでも、ともかく言い続けることだけはできます。 

蛇足ですが、成田から東京に帰ってきて、八重洲口のレストラン街を、和食、和食、と言いながら彷徨い歩き、結局食べたのはとんかつでした。

とうとう山形に帰って来ました。そして、4か月もすぎてしまいましたね。一生に一度と思っていたけれど、いまは懐かしくてたまりません。いつになるかわからないけれど、また行く機会がもてたらどんなに嬉しいことでしょう。 
最後に添乗員さん、運転手さん、ガイドさん、そしてツアーの仲間たちに大きな感謝を捧げます。
ありがとうございました。           
                                                                  おわり
                
                      おまけ パレルモでみた三輪車
                    三輪車

                
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プロフィール

楠田文貴

Author:楠田文貴
生まれてこの方何をしても
波打ち際でアップアップの人生でした。
で、初めてUP(オイオイ)
波をこえてどこまで行けることやら……
 さて、物語の登場人物たちが
やけに幼いと感じたら、それが
作者の今現在です。
どうぞ寛容をもってお読みください。

初めての方へ
初めての方へ はじめまして、このブログを見つけて下さってありがとうございます。 このブログは第三章からになっています。ここから読んでも差し支えありませんが、以前のお話をお知りになりたい時は 第一章、第二章をホームページ 《れんげ畑と古の森》 に収録してありますので、そちらをご覧ください。 また、古い記事が上になっています。上から順に読み進めていただけます。 お楽しみいただけたら幸いです。 なにかお気づきのこと、ご感想などございましたら、お気軽にコメントをお寄せください。
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